2006年4月14日(金) 23:00
今日、大学の帰りの電車での出来事。いつもの通り、新快速で京都まで帰ってきたあと、ドタタタタっと、奈良線ホームに移動。待っていた鈍行電車に飛び乗ろうとするが、ドアの前に大きな旅行カバンが見え、端っこの席に誰か座っている。仕方がない、ひとつ奥のドアから乗って、そこの端っこの席に座ろうと、飛び乗ったら、そこに男性が座っていたことに気づく。柱が邪魔をして、見えなかった。仕方がないと思って、男性と旅行カバンの持ち主さんのちょうど真ん中に座る。向かいの席には、男性側には2人、女性が座っていて、旅行カバンの持ち主さんの前には、女性の大学生らしき人が座っていた。
出発時刻まで、まだ時間がある。私は本を読み出す。数年前に出版された小説だけれど、はまっている小説で、いいところでおあずけをくらっていたので、熱中して読む。すると、「perapera〜」と聞こえる。ふと、横を見ると、旅行カバンを持った人は外国の男性だった。そして、その外国の男性は、向かいに座っている女性に話しかけている。
「Excuse me. How mach time honyarara〜 Nara?」
意訳:「すみません、ここから奈良までどれくらいの時間がかかりますか。」
すると、女性。
「Nn―,Perape〜ra.」
意訳:「んー、ちょっと分からないです。」
男性は、納得したかのように、また黙り込む。私はその女性に「素晴らしいっ!」というような目で見る。とても流暢な英語だった。とっさの英語で受け答えが出来る、素晴らしい。
しばらくして、男性がまた女性に声をかける。
「Do you honyarara?」
意訳:「あなたは奈良まで行きますか。」
すると、女性。
「No.perape〜ra.」
意訳:「いえ、違います。」
しばらくして、男性と、私の間に、おばあさんが座る。そのあと、突然、男性はハッと気づいたかのように、向かいの女性に、
「Excuse me. Hohyara〜ra ex〜rara honyahonya?」
意訳:「すみません、この電車は新幹線(若しくは特急かな)ですよね。」
すると、女性。困った顔。そこに救世主が。なんと隣に座っているおばあさん。
「Excuse me. ParaPe〜ra?」
意訳:「すみません。どうかされましたか。」
しかし、おばあさんも分からなかったようで、男性はすっと立ち上がり、旅行カバンを持ち、「Thank you.」と行って、電車を降りてしまった。3人で、男性が階段を下りていくのを見ていたときに、電車が出発。女性は、東福寺駅で下車、おばあさんはどこだったか、本に熱中してしまって忘れてしまった。しかし、どちらにせよ、お二人さんはすごかった。私も外国からの観光客が多い街に住んでいるのに、英語はしゃべれない。こういう時、英語がしゃべれたらなぁと思う。ちなみに、本文と意訳はあっているか分からないので、悪しからず。
written by naru
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